時々日記

日々の制作や日常の中で感じた事など、時々更新しています

ポプラの木の、樹皮を取ったところ。突然動物に出会ったような、川を泳いでいるような、海に潜っているような、こういう生命体との出会いは、全身が反応して、宇宙に放り投げられたような気持ちになります。 (それにしても僕の手はどうしてこんなにか細いというか、赤ちゃんのような手なのでしょうか。彫刻家とは程遠い、、ごつい手に憧れるものですね。)  
木を連結する前のところ。 手前の木には名前がスプレーされています。木を市場などで買うときに、わからなくなるのでスプレーするんです。 手前の木は太かった!!140センチくらいの太さです。 生き物の化石みたい。 木の繊維の重なり、木の光の記憶
現在展示中の、札幌芸術の森美術館の作品の制作過程です。木の皮を取っているところ。もう少し穴を掘りかけています。 (写真を自分で撮るのは面倒で、その場の空気を抜き取られるようで嫌なのですが、忘れっぽい性格なので、撮影しておくと忘れなくていいですね。。)2020年5月
一度、今回は穴を開けるところをきれいに磨いてみました。とにかく愛おしい2020年8月撮影
大体の展示を試しているところ。完成作品は、ぜひ!美術館で!! フェイスブックにも載せていますが、みてみてください!  2020年9月撮影 

札幌芸術の森美術館に作品を展示中です。

よく聞かれるのですが、作品は別々の木からパーツを取って作り、6っつのパーツ(木)でできています。全長7メートル、太さは140センチくらいだったと。

とにかくなかなかできない展示です。大きさも、設置に関わるさまざまな障害も、空間も。

この美術館の、めちゃくちゃスマートで熱い館長や静かに燃える学芸員の方々あってのものです。こんなにしてもらったら、作品は良くなければ、絶対に。。という気合いが見て取れるかもしれません。恥ずかしいですが。。こんな時ですが、本当に見て欲しい。そんな作品になりました。

ところで、次の展示はまだ未定です。とにかく作りたいものを作ろうと思っています。僕は本当に不器用で、ドローイングや小品や、そういうものがどうも苦手というか魂が乗らないのです。そしてできたとしてもなんだかイマイチで。。なかなかギャラリーなどでオシャレに展示できないのがずっとコンプレックスでもありますが、まあ、しょうがないです。とにかく今は大きな生命体とぶつかり合いたい一心で動いています。 

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