時々日記

日々の制作や日常の中で感じた事など、時々更新しています

大和建設様のマンションを見せるスペースなのですが、大変素晴らしい空間にしてくださっておりますので、もしよかったら足を運んでくださると幸いです。

1年間くらいは、おそらく置いてありますので、この機会にぜひ、、!

東京は[ ひらかれている ]という作品です。太いナラの木を彫った作品で、高野山で木こりをしていた時にインスピレーションを得て作品にしたものです。

札幌は[ 太陽のいす ]という作品です。4、5年前の作品ですが、木に潜って、木が受けてきた光の記憶を辿るという行為を初めて行った作品で、こちらも大切にしている作品です。

これは北海道の北見というところで、職場の前にあった、エゾマツの群生を見ていた時に形がズドンと体の中に入ってきた経験を作品にしたものです。形になるまでに何年もかかったのですが、僕は新陳代謝が恐ろしく遅いのです。恐竜みたい・・

どちらも外からも見られますが、空間の中に入ってご覧になられたい方は、僕にメッセージいただければ担当の方に開けてもらえるので、ぜひご遠慮なく、、!!普段は販売しているマンションに興味のある方を通している空間ですので、、。

札幌は・・・札幌市北区北9条西2丁目13番1

東京は・・・東京都中央区日本橋2丁目8-1 東京日本橋タワーアネックスB2

夏がもうすぐ終わりですね。

僕は新作に取り組んでいますが、なかなか進まずにいます。辛い。

早くこの木の命の中に飛び込みたいのですが、まだまだ許されるまで時間がかかりそうです。

 僕の残り時間と、この木たちの残り時間とがピタリと合う時を探しています。

 僕の家の犬は16歳。目が白くなり、1メートル先も見えていないようです。あとどのくらいの時間があるのでしょう、死ぬと形を遮るものは無くなるのかもしれませんが。まだこの犬の形と一緒にいたいなあなどと、少ししんみりしたりもするのが、夏の終わりなのかもしれません。魂の境界のような季節

大和建設の皆様や、関わってくださった方には本当に感謝しております。無名の作家を使うことの決断とアートの力を作家よりも感じられているということに何より勇気をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

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